非常時に人命や財産を守るための技術で社会貢献
圧縮空気を利用して燃料を燃やし、発生した高温・高圧ガスでタービンを回すガスタービンエンジン。高出力・低排出ガス・低振動・さまざまな燃料に適応するといった特長があり、これまで産業用自家発電に使われてきました。近年では、エネルギーの有効利用に貢献する動力源としても注目され、コージェネシステムにも利用されています。
国産初の非常用ガスタービン発電装置は、1976年(昭和51)年に川崎重工業株式会社殿が開発。その際、共同開発でエンジンの電子機器と補機の分野を担当したのが当社です。
ガスタービン発電装置は、起動から停止まで完全自動運転であり、その指示系統である電子制御装置と、指示を受けて稼働する補機の存在が欠かせません。当社がその国産化に初めて成功して以来、高い技術が広く認知され、現在では数多くのメーカーに採用されています。
エンジン制御装置 ECB
ガスタービンエンジンの回転に必要な制御機能を集約した装置
- エンジン回転数、排気温度、潤滑油温度等のセンサからの信号を変換し、各指示計の駆動やシーケンス制御に必要なスイッチング信号を生成します
- スイッチング信号に基づき、決められたシーケンスで補機を制御します
- 異常を検知したときに警報を出力、またはエンジンを停止させます
- エンジン回転数と回転数設定により、燃料制御を行います
詳細についてはメールまたはお電話にてお問い合わせください。
40kWスタータモータ SM40
ガスタービンエンジン起動専用直流電動機
- 定格出力は主に40kW(60/48VDC)
- ガスタービンエンジン起動時に、十分なタービン出力が得られるまで本器がタービン圧縮軸を回転させます
- 本器はガスタービンエンジンが自立回転速度に達するまでの、短時間運転定格の電動機です
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2000A電磁接触器 RY20A
ガスタービンエンジン起動シーケンス回路に接続されるスタータモータ運転用直流電源を開閉する電磁接触器
- 定格通電電流 DC2000A(24VDC~60VDC)
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点火装置 EX-A
高電圧を発生させ、点火プラグで放電を行うための装置
- ガスタービンエン ジンの点火に使用します
- 蓄積エネルギーは放電1回あたり1Jです
- 本体+高圧ケーブルの一体形とケーブル分離形があります
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燃料制御装置 EFC
ガスタービンエンジンへの燃料供給を制御する多機能弁
- ガスタービンエンジンの起動、停止制御に必要なすべての回路(電磁弁×3、圧力制御弁×4、流量調節弁×1)がこの1台に組み込まれています
- 圧力制御弁と電磁比例制御の可変ノズル機構により、入力電流に比例した燃料流量の制御を行います
- 燃料回路に応じた専用設計も可能です
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電気-油圧式アクチュエータ EH
- ガスタービンエンジンの潤滑油圧を本器の内部回路に取り込み、油圧を電気 的に制御し、軸回転出力に変換します
- 電気的にコントロールされた軸回転出力は、別の機械式燃料供給器の駆動部に接続され、ガスタービンエンジンへの燃料流量を制御します
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油圧スイッチ PSW
ガスタービンエンジンの潤滑油回路の油圧を検出するダイヤフラム式油圧ス イッチ
- 主に軸受け潤滑油の圧力低下を検出し、警報信号を出力します
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非接触形電磁パルス回転検出器 YPK
- ガスタービンエンジンの出力軸やタービン軸の回転速度検出に用いる非接 触形電磁回転検出器(電磁パルスピックアップ)で、回転速度に比例した周波数信号を出力します
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